【委員名簿(執筆時)】2015年4月~2018年9月

 

【委員名簿(現在)】 2018年10月〜
委員長
久保田善明 富山大学 都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科 教授
委員
小澤一雅  東京大学 大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 教授
佐々木葉  早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科 教授
関文夫   日本大学 理工学部 土木工学科 教授
山口敬太  京都大学 大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 准教授

 

小委員会設置時 趣旨

わが国の土木分野においてデザインに競争性が十分導入されてこなかったことは、 魅力ある公共空間の創造およびその価値の最大化を目指す上で、大きな障害となってきた。これまで土木施設整備にデザインコンペティション(以下、コンペ)を実施してきた自治体もあるが、コンペを適切にマネジメントするための知見が十分でなかったことから、それぞれが試行錯誤的に行われ、必ずしも合理的・合目的的に実施されてきたとは言い難い。 このような状況を脱し、土木分野にデザインの競争性を適切に導入し、魅力ある公共空間を創出するためには、公共調達においてその位置づけを明確にするとともに、発注者と競争参加者の利害を一致させながらも社会全体の便益を最大化させるような仕組みを確立し、そこに一定の規範的道筋を整える必要がある。そのような制度的基盤の上に立ってこそ、デザインの競争によるイノベーションと洗練、そして人々に親しまれる豊かな空間づくりが適切に促される。 デザインの競争の歴史が長い欧州では、公共施設のデザインに競争性を導入することの社会的重要性への理解はすでに浸透しているようであるが、さらにそれを失敗なく適切にマネジメントするために、近年、発注者に向けた実施ガイドラインが整備されつつある。 そこで、わが国でもデザインの競争を適切に実施し、社会により豊かなインフラのストックを蓄えられるように、また、市民と専門家がともに手を携えて未来に夢を描けるように、今後のデザインにおける競争性のあり方を考えてゆく必要がある。そのような仕組みの構築に向けたガイドラインの作成・出版を目的とし、本小委員会を設置した。