事例紹介

【神戸市】税関前歩道橋

標準型

2018年、ガイドライン出版の同じ年に開催された歩道橋のデザインコンペです。募集要項作成時点でガイドラインはまだ出版されていませんでしたが、出版前の草稿を参考(当小委員会が提供)にし、それに準拠するかたちで募集要項が作成されました。場所は、神戸市の都心を南北に貫くフラワーロードと国道2号が交差する重要な場所で、三宮周辺地区と新港突堤西地区・みなとのもり公園をつなぐ「渡りたくなる歩道橋」をテーマに、老朽化した既設歩道橋を撤去して、新たな歩道橋を架ける提案が求められました。阪神高速3号神戸線に近接しており、交通量の多い国道2号を跨ぎながら、いかに「渡りたくなる歩道橋」をデザインするかという点で、難易度の高いコンペでしたが、様々なデザインの提案がありました。最優秀のデザインには、緩やかかつ広幅員のスロープで大きくカーブを描きつつ、桁高が薄く軽やかな1本主塔の自碇式吊橋の案が選定されました。現在、選定案の実現に向けて、着々と事業が進められています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a74227/shise/kekaku/kikakuchosekyoku/toshin/zeikanmae.html